損保は、自動車ディーラーや大型整備工場(大規模な整備工場)には日頃から頭が上がらないという話をしたが、その理由はもちろん自賠責保険や自動車保険を大量にもらっているからに他ならない。それにも増して、新車を何台も買ったり、宝石販売やお中元、お歳暮販売まで、言われるままに協力する背景には、多くが乗り合い代理店(複数の保険会社と代理店契約をしている代理店)だということがあるんだ。つまり、自動車ディーラーはたいがい何社かの損保と代理店契約をしている。大手二社だけのケースもあるし、五社、六社と契約して、損保会社間で新車の紹介キャンペーンをやって競わせているところもある。その結果によって、回してもらえる保険の件数を決められてしまうんだ。シェアが大幅にダウンしようものなら、営業担当者は支社長、支店長に呼ばれ、さんざん絞られてしまう。