駿台は、予備校界の名門から、教育の総合体(コングロマリット)へと成長してきているのです。学校法人のなかに、大学を持つということは、予備校としても、さまざまなメリットがあります。さまざまな大学から。教授を招き、大学教育のエキスを吸収できます。それらが、予備校のカリキュラムにもプラスになりましょう。もともと、教務的な質は、予備校界でもトップクラスでした。駿台文庫が示すように、駿台の授業から生まれた参考書は、多くの受験生の合格へのバイブルです。また、象徴的なのが、近年おなくなりになった伊藤和夫師の『英文解釈教室』は、かつての受験生のバイブルであるばかりでなく、構文のつかみかたや英語の読みかたなどで人気を博す、多くの予備校講師のよりどころともなっているのです。クラス運営も独自です。他の大手二校をけじめ、多くの予脂校が九十分授業であるのに対し、駿台は、一コマ五十分にこだわります。集中力に重点をおいているのです。席も指定制です。これで、席取りなどのムダな時間が省けます。さらに、レベルの高い駿台模試は、むかしもいまも受験生の発奮材料となります。天狗になりかけた人への効果的なカンフル剤です。校舎は、次のような地域に設置されています。校舎ごとの設置コースや講座の特徴などがありますし、今後新設される可能性もあります。随時、最新情報に注目しましょう。北海道(札幌校)宮城県(仙台校)千葉県(千葉校、柏校)埼玉県(大宮校)東京都(お茶の水校、市ヶ谷校、四谷校、新宿校、池袋校、八王子校、町田校)神奈川県(横浜校、鷺沼校)愛知県(名古屋校)京都府(京都校、京都南校)大阪府(大阪校、大阪南校、上本町校)兵庫県(神戸校)福岡県(福岡校)
精読とは教科書や問題集に出てくる短い文章を注意深く読み、その設問に答えることだと思ってよい。多読とは、本や新聞などを、細かい部分は気にしないで、どんどん読んでいくことである。国語の本物の学力をつけようと思ったら、精読だけでも、また逆に多読だけでもだめだ。いちばん理想的なのは、多読をして基礎学力(かくれた能力といってもよい)を身につけてから、精読をすることである。つまり、たくさん本を読んでいる生徒が教科書や問題集の設問を解くと、とても効果があるということになる。また、多読をすると、一般常識をたくさん身につけることができるので、他の教科にも良い影響を与える。例えば、科学的な読み物なら理科に役立ち、伝記の本なら歴史を学習する時の参考になるだろう。
高校生をはじめ今の子供は、自己中心主義の塊のようなもの。そんな子供たちが、自分たちを甘やかし続けてきた母親の小言に、耳を傾けるはずがないでしょう。しかし、生活態度に現れる現象はそんな高校生も、本当は自分の未来を真剣に考え、親や兄弟、姉妹のこと、また社会や友人のことなども、いろいろと心配し、深くおもんぱかっていることも多いのです。ただ、コミュニケーションのとり方や言葉などの表現方法が、昔とは少し違っているにすぎません。例えば、友人との間でなら会話が成立しているかというと、これも心もとない限りというのが正直なところで、予備校で受験生たちのやりとりを聞いていると、互いに歯車の合わない話を繰り返していることが少なくありません。それでも、当人たちは「いい付き合いをしている」と思っているのです。それほど今の子供たちには、コミュニケーションの能力がフォーマルではなく、メール言葉やコミックのセリフのように、感覚的な抽象言葉が多いのです。その上、忍耐力や自己決定能力が希薄になっていることも否めません。親から見て、そんなやっかいな子供たちと接していくうえで、何より肝心なのは焦らないことでしょう。「よく言うことを聞いてくれた」と、引き合いに出すお兄ちゃん、お姉ちゃんの時とは全く違う、新しい接し方の研究をすべきです。